東北スイコー

耐熱タンク　断面写真

スイコー耐熱タンクの特徴

1）特殊複層構造

・ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂の一体成型

2）温水８０℃で長期使用に耐える耐熱処方

・内層は耐熱性に優れたポリプロピレン製

3）衝撃強度

・外層は耐衝撃性に優れたポリエチレン製

ポリプロピレンとポリエチレンの物性比較

			ポリプロピレン（PP) 回転成形用PP銘柄	ポリエチレン（PE) 回転成形用A
メルトフローレート	190℃	ｇ/10ｍｉｎ	-	4.2
	230℃		7.0	-
密度		ｇ/ｃｍ3	0.90	0.937
引張降伏点応力		MPa	24	19
シャルピー衝撃強度	23℃	Ｊ/ｍ	10.0	NB
	-20℃		5.0	91
曲げ弾性率		MPa	1220	550
融点		℃	158	130

※PP：プレスシート物性、PE：カタログﾞ物性

耐熱1000　実証実験　（最もポピュラーなサイズ）

1）使用タンク

・耐熱1000　外層PE　内層PP　製品重量：55kg
・標準MC1000　製品重量：40kg

2）試験内容

・熱源：8kW 電気ヒーター200v 単相

3）内容液温度

・90℃
・60℃

4）試験期間

・2009年6月30日～（継続中）

耐熱5000　実証実験　（耐熱タンク最大サイズ）

1）使用タンク

・耐熱5000　外層PE　内層PP　製品重量：215kg
・標準MC1000　製品重量：40kg

2）内容液温度

・87℃

3）試験期間

・2010年1月27日～2月19日

4）試験結果

・割れ・液漏れ　問題無し
・耐熱部品の液漏れ　問題無し
耐熱5000　実証試験
試験内容（熱源：300kボイラー）

酸化誘導時間（OIT； Oxidative Induction Time）試験

1）評価試験片

・厚さ0.5mmシート

2）評価条件

・熱水促進試験（140℃, 130℃, 120℃）

3）試験結果

140℃熱水促進試験で約 2,500hr
130℃熱水促進試験で約 5,000hr
120℃熱水促進試験で約 10,000hr
10℃低下で寿命が倍増
80℃換算では、約 160,000hrの寿命となる。

クリープ試験（引張る強度・曲げ弾性率）

一定の応力を掛けた状態を保持し、 経過時間と物性の変化を検証

1）評価条件

・試験温度（80℃, 60℃, 40℃）

2）負荷方式

・曲げ試験及び引張試験

3）負荷応力

・0.8MPa及び1.4MPa

耐衝撃テスト（長距離輸送テスト・落下試験）

尼崎工場⇔熊本工場　輸送試験 (走行距離：約1,400km) 水約６５０Ｌを入れて輸送試験を実施 タンクの割れ・剥離　無し

タンク落下試験   1.5mの高さから落下試験 タンクの割れ・剥離　無し

長期モニタリング試験

1）使用タンク

・耐熱MC500

2）用途

・濃硫酸希釈用タンク（純水に98%硫酸を注入・攪拌）

3）上昇温度

・80℃
・100℃

4）結果

・82℃まで上昇（希釈後、比重：1.226）
・108℃まで上昇（希釈後、比重：1.312）

5）使用期間

・2009年12月10日～（現在使用継続中）

6）評価

・特に問題無くご利用頂いております。

製品寸法は±1.5%程度誤差が生じることがあります。(単位：mm)

品番	CADデータ(標準品)		容量	外径	高さ		PCD	アンカー 本数	耐熱特殊複層	備考
	DXF	PDF			全体	胴部
LA-10000耐熱			10,000	2,280	3,167	2,780	2,400	6
LA-8000耐熱			8,000	2,170	2,930	2,415	2,290	4
LA-6000耐熱			6,000	1,922	2,725	2,350	2,042	4
LA-5000耐熱			5,000	1,890	2,405	2,050	2,010	4	○
LA-4000耐熱			4,000	1,740	2,295	1,940	1,860	4	○
LA-3000耐熱			3,000	1,625	2,005	1,625	1,745	4	○
LS-2000耐熱			2,000	1,420	1,805	1,490	1,540	4	○
MC-1500耐熱			1,500	1,290	1,610	1,315	1,484	(4)	○
MC-1000耐熱			1,000	1,106	1,400	1,160	1,280	(4)	○
MC-750耐熱			750	1,026	1,235	1,025	1,200	(4)	○
MC-500耐熱			500	1,000	880	710	1,160	(4)	○
MC-300耐熱			300	760	910	760	910	(4)	○
MC-200耐熱			200	670	770	650	830	(4)	○

・アンカーボルトの先打ちはしないでください。
・タンクの目盛りは目安としてご使用ください。
・マンホール内径はMC型に準じます。

 

上部開放型タンク

品番	CADデータ(標準品)		容量	外径	フランジ 内径	高さ	PCD	アンカー 本数※	耐熱特殊複層	備考
	DXF	PDF
MH-10000耐熱	-	-	10,000	,2260	2,070	2,800	2,333	6	液比重1.3 液温 80℃	耐熱特殊複層
MH-8000耐熱	-	-	8,000	2,170	1,970	2,465	2,223	6
MH-6000耐熱	-	-	6,000	1,922	1,722	2,395	1,965	6
MH-5000耐熱	-	-	5,000	1,890	,1690	2,095	1,933	6
MH-4000耐熱	-	-	4,000	1,740	1,540	1,985	1,783	6
MH-3000耐熱	-	-	3,000	1,625	1,500	1,660	1,745	(4)
MH-2000耐熱	-	-	2,000	1,420	1,320	1,560	1,540	(4)
MH-1000耐熱	-	-	1,000	1,060	960	1,250	1,180	(4)
MH-500耐熱	-	-	500	900	800	870	1,020	(4)
MH-300耐熱	-	-	300	710	640	870	830	(4)
MH-200耐熱	-	-	200	570	500	890	690	(4)

・アンカーボルトの先打ちはしないでください。
・タンクのメモリは目安としてご使用ください。
・4,000l以上は補強枠付きとなります。
・塩酸などガスを発生する液体にはご使用いただけません。
・取り扱いに厳重管理が必要な液体を使用される場合は、密閉型タンクをお勧めします。
※( )の固定金具はオプションです。

 

完全液出し型タンク

品番	CADデータ(標準品)		容量	外径	高さ			PCD	アンカー 本数	耐熱特殊複層	備考
	DXF	PDF			全体	胴部	架台
HT-10000耐熱	-	-	10,000	2,360	3,790	2,315	1,100	2,540	4	液比重1.3 液温 80℃	耐熱特殊複層
HT-6000耐熱	-	-	6,000	2,010	3,155	2,025	810	2,135	4
HT-5000耐熱	-	-	5,000	1,690	3,050	1,900	780	2,045	4
HT-4000耐熱	-	-	4,000	1,740	2,845	1,760	760	1,850	4
HT-3000耐熱	-	-	3,000	1,620	2,535	1,580	670	1,690	4
HT-2000耐熱	-	-	2,000	1,420	2,235	1,315	595	1,560	4
HT-1000耐熱	-	-	1,000	1,120	1,690	1,100	550	1,272	4
HT-500耐熱	-	-	500	1,000	1,490	930	540	1,160	4

・アンカーボルトの先打ちはしないでください。
・タンクの目盛りは目安としてご使用ください。
・10,000lは補強枠付きとなります。
・標準マンホール内径 500 ~ 2000l (φ340) 3000l以上 (φ460)

 

上部開放＋完全液出し型タンク

品番	CADデータ(標準品)		容量	外径	高さ			PCD	アンカー 本数	耐熱特殊複層	備考
	DXF	PDF			全体	胴部	架台
OHT-3000耐熱	-	-	3,000	1,620	2,300	1,630	670	1,690	4	液比重1.3 液温 80℃	耐熱特殊複層
OHT-2000耐熱	-	-	2,000	1,420	1,960	1,365	595	1,560	4
OHT-1000耐熱	-	-	1,000	1,120	1,700	1,150	550	1,272	4
OHT-500耐熱	-	-	500	1,000	1,310	770	540	1,160	4

・アンカーボルトの先打ちはしないでください。
・タンクの目盛りは目安としてご使用ください。
・塩酸などガスを発生する液体にはご使用いただけません。
・取り扱いに厳重管理が必要な液体を使用される場合は、密閉型タンクをお勧めします。

 

耐熱タンク取付部品に関して

・耐熱タンクは専用部品でのノズル加工となります。